ちょっとデジタル

アーティスト 藤井フミヤさん

2006年9月12日更新

ちょっとデジタル060911 藤井フミヤふじい・ふ みや 1962年福岡県生まれ。83年「チェッカーズ」でデビュー。9月20日に「WITH THE RAWGUNS」を発売
 米アップルコンピュータの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」は、歴代の機種を持っていて、この「iPod nano」が5台目です。レコーディングした曲をスタジオから持ち帰って確認したり、ラ イブで演奏する曲を覚えたりするのに使っています。移動中や就寝前などに良く聴きますね。 

 ヘッドホンも高音質のものに変えました。知人に勧められた米国製のものです。3万円くらいしましたが、密閉力がありiPodに付属のヘッドホンよりいい音で聴ける。コ ードがもつれない点も気に入っています。 

 iPodにはドライブ用の音楽も保存しています。車内ではFMトランスミッターを使ってカーステレオで音楽が流れるようにしています。自宅で音楽を聴くときも音楽ソフトの「iチューンズ」が CDプレーヤー代わり。(アップルのパソコン)「マッキントッシュ」にスピーカーをつないで楽しんでいます。 

 音楽の仕事ではデジタル機器を良く使います。例えば作曲ならボイスレコーダーが欠かせません。作曲するときはギター1本。すぐにふきこまないと忘れちゃうんです。ひ とつのメロディだけで20パターンくらいつくったりしますから。

ちょっとデジタル060911 藤井フミヤ その2
 デジタルでどんな音でもつくり出せる時代になったけれど、声や弦の響きといった「生音」も大切にしたい。9月に発売するアルバムは、生音を使ったバンドサウンドにこだわってみました。バ ンドメンバーは全員1960年代生まれ。自分たちが通ってきた音楽をポップに表現したかったからです。 

 自宅に2台あるマッキントッシュは、主にイラストを描くのに使っています。描きはじめた18年ほど前は、スキャナーで取り込んだ写真の色がワンタッチで反転するだけで「 コンピューターはこんなこともできるんだ!」と驚きましたね。本格的に作品をつくり始めたのはパソコンでのそんな体験がきっかけです。コラージュ作品が多いのはそのせいかな。 

 最近の作品は、下書きまではコンピューターですが、色塗りや切り貼りするときは手作業でやっています。全部コンピューターですませると何枚でも印刷できるので重みがないですよね。それに、コ ンピューターらしい作品にしかならない。時間をかけることで出てくる味わいも好きなんです。 

 プライベートではビデオチャットを良く使います。パソコンで使えるテレビ電話です。海外に行くときは、ノート型パソコンを持って行き、日本にいる仕事仲間や家族と話しています。通 話料がかからないし、これは便利ですよ。ただ、子どもにとっては普通の電話より切るときに寂しいようです。映像が見られる分“そばにいる感じ”がするのでしょうね。
(フリーランスライター 竹林美和)

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